イタリアに6年滞在していた、筆者が、イタリア旅行で役立つイタリア語の挨拶をご紹介しますね!

イタリアの都市部では、若い人のある程度は英語が話せますが、話し始める言葉や挨拶をイタリア語ですると、親身になってくれることが多いですよ。

イタリア語の挨拶、これだけは覚えましょう編

チャオ(Ciao!)

英語で言うところの「Hi」ですね。

便利なのは、バイバイの意味でもチャオを使います

会った時に「チャオ」さようならする時も「チャオ」で済みます。

この言葉はまず覚えておきましょう。

 

ただ、注意としては、「チャオ」というのは、結構気の知れた仲間同士で使うカジュアルな言葉だということです。

イタリア語は、日本語と同じように、普段使いの言葉と、目上の人に使う言葉があって、親しくない間柄で、この「チャオ」という言葉を使うと失礼になることがあります

こう言う時は、後でててくる、「ブォン・ジョルノ」が失礼のない「こんにちは」になります。

グラッツェ(Grazie!)

「ありがとう」ですね。心を込めるときには、「ラ」をちょっと強めに言います。

この言葉は嫌がられることはないので、どんどん使いましょう。

強調したい場合には、グラッツェミッレ(Grazie mille!)です。

「本当にありがとう」になります。

「mille」は日本でも「ミレニアム」とか言いますが、1000という意味を持ちます。

「いっぱいありがとう」という感じですね。

プレーゴ(Prego!)

グラッツェと言われたら、プレーゴと返します。

「どういたしまして」ですね。

反射的に出るようにしておくといいですね。タイミングを失いがちな、言葉の一つです。

英語で言うところの「please」でもあるので、「お先にどうぞ」などの意味でも使えます。

スクージ(Scusi)

英語の「Excuse me」です。

道を通してもらいたいときとかに使います。

 

この言葉は謝る時にも使うことができます。

謝りたいときは「Mi」をつけて「ミスクージー(Mi Scusi)」といいます。

「Mi」は私という意味があります。

クアント コスタ(Quanto Costa?)

おいくらですか?ですね。実際に尋ねたいものを指差しながら言うとわかりやすいですね。

丁寧に言う場合は、クアント・コスタ・ペル・クエスタ・コーザ(Quante Costa per questa cosa?)

「これはいくらしますか?」と言う表現になります。

市場や、スーパーで値段を聞いたりできます。

イタリア語の挨拶、基本編

ボンジョルノ(Buon giorno)

「今日は」ですね。

Buonは「よい」Giornoは「日」という意味です。

英語で言うところの「Good day」ですね。

イタリア語はカタカナ読みで大丈夫ですので、イタリア人と目があったら、はっきり「ボンジョルノ」と挨拶しましょう!

この言葉は目上の人とか関係なく使えます。

ボナセーラ(Buona sera)

Buonaは「良い」、Sera「夜」です。

英語では「Good evening」に相当します。

日が落ちたらこの挨拶になります。

細かな話になりますが、女性名詞には単語の最後に-aや-eがつきます。

Sera「夜」は女性名詞です。

それに対して、Giorno「昼」は男性名詞です。

同じ「良い」でも男性名詞は「Buon(o) Giorno」となり、女性名詞には「Buona Sera」という風に形容詞が変わります。

ボーノ(Buono!)

日本でもおなじみの「おいしい」ですね。

日本では頬に人差し指をつけたりしながら言いますが、イタリアでは見かけません。

ちょっと昔のジェスチャーなんですかね。

またまた細かな話ですが、PizzaやPastaは-aで終わるので、女性名詞です。

それらが美味しかったときは、ボーナ(Buona)というのが正しいですですが、あまり気にしなくてもいいかもしれません。

ボーノで意味は100%通じます。

ミスピアーチェ(Mi spiace!)

「ミスクージー」と同じく謝る言葉です。

spiaceは「嬉しくない」という意味です。

「私は嬉しくない」が「すみません」というのは深いですね。

同じ表現として、ミ・ディスピアーチェ(Mi dispiace!)があります。

意味は概ね、ミスピアーチェと同じです。

どちらも使われますが、ミラノでは、ディスピアーチェの方がよく耳にする気がします。

ペルメッソ!(Permesso!)

「通してください!」です。ピンポイントで使います。

満員電車で降りなければならないとき使います。

「スクージ(すみません)」と一緒に使うこともあります。

言い方がきついと悪い印象になります。

 

もともとは「許可をください」という意味です。

英語で言うところの「Permit」と同じ語源ですね。

イタリアでは「許可証」のことも「Permesso」と言います。

イタリアの「滞在許可証」は「Permesso di Soggiorno」と言います。

イタリアで長期滞在する人が、必ず通る道ですが、この紙切れ一枚(今はカードになりましたが)もらうのに、とても時間と労力を要します。

取得出来たときは、このカードが愛おしいくらいに感じました。

イタリアではVISAではなく、この滞在許可証がないことには、仕事もできませんし、当然滞在日数も限られてきます。

イタリアに住んでもいいよと言う許可証です。

 

イタリア語の挨拶、応用編

ピアチェーレ(Piacere)

「初めまして」です。この言葉には、返す言葉があって、「ピアチェーレ ミオ(Piacere mio)」と返します。

ピアチェーレには「嬉しい」という意味があり、「あなたに会えて嬉しい」という意味からきています。

そこで、それに「私こそ」の意味を持つ「mio」をつけます。

「私こそあなたに会えて嬉しい」と返す感じですね。

初対面のイタリア人とは、この言葉から始まることが多いです。

最初は、返す言葉がわかっていても、なかなかタイミングが合わず、言葉に詰まってしまったりしやすいです。

コメバ?(Come va?)

元気?という友達に対しての挨拶です。

コメスタイ?(Come stai?)も同じ意味で使われます。

ヴァベーネ(Va bene!)と返しましょう。

「元気です」という意味です。

そのあとで、「エ、トゥ?(E tu?)」あなたはどう?

と聞き返してあげましょう。

ちなみに、目上の人や、上司に対しては、コメスタ?(Come sta?)と聞きます。

ほどんど同じですが、コメスタの方が礼儀正しいです。

アリヴェデールチ!(Arrivederci!)

「またお会いしましょう!」です。

目上の方や知らない方に使っても失礼にはなりません。

ただ、なかなか一息で言えるようになるまで、時間がかかる言葉です。

「-rr-」が言葉の中にある場合、イタリア人はその部分で巻き舌を使います。

「リ」と言いながら、舌を震わせる感じです。

言うのが難しい場合は、無理せず「チャオ」と言っておきましょう。

ブラボー!(Bravo!)

日本でも使われますね。観劇とかが終わったときに、演者を褒める言葉です。

男性に対して使います。

女優には、ブラバー!(Brava!)といいます。

なかなか全ての単語を使うのは、難しいかもしれませんが、せっかくイタリアへ行くのであれば、ぜひイタリア語での挨拶に挑戦してみましょう!

イタリア人がより親しみ深く話してくれるようになりますよ!

イタリアのことをもっと詳しく紹介したブログがあります。↓

→→→→イタリア旅行の注意点や海外旅行保険のコツなども詳しく紹介!

 

この記事を書いた人

ミラノ太郎
イタリアには6年住んでいました。これまでも、さまざまな国を旅してきましたが、一番の楽しみは、その訪れた国の人と友達になって、その国のありのままの姿や文化を見ることです。