年末が近くなると、来年の春の空室対策が気になってきますよね。

何も、対策してないけど・・・どうしよう・・・と思っている方も、

安心してください!まだ間に合いますよ!!

 

まだ間に合う空室対策(室内)

内見者が一番こだわってみるのが室内です。当たり前ですが、室内が長期空室状態でホコリだらけでは、決まるものも決まらなくなってしまいますね。

室内の清潔度を保つのは重要度大です!

 

空室内のホコリの掃除

空室清掃が入った直後から、ホコリはたまり続けています。半年空室だった部屋に入ると、白い靴下は真っ黒になるほどです。

内見者が靴下真っ黒になったら、そこでおしまいですよね。

床のホコリは、雑巾で拭いたりしなくても、から拭きやクイックルワイパーのドライなどできれいにできます。

ハンドタイプの科学モップ(ダスキンモップ)などもイイですね。

 

空室内のタタミのカビの掃除

タタミは新しいものだと、とてもカビが生えやすいです。

 

水拭きは絶対ダメ

カビが生えたら水拭きしないと取れませんが、絶対に水拭き禁止です。

理由としては、カビが元気になっちゃうからです!

では、どのように掃除したらよいのでしょうか?

 

アルコール拭き・ハイター拭きが効果的

カビは水拭きダメですが、アルコール拭きはOKです。

カビも菌の仲間なので、アルコールで除菌できます。アルコールスプレーしてもいいですし、水拭きのバケツにアルコールを入れても大丈夫です。

ただし、しっかり喚起をしてくださいね。ハイターを使うときは、バケツに水を入れ、ハイターをほんの数滴たらし、雑巾を浸して固く絞ってから拭きます。

ハイター・アルコールどちらも肌が荒れてしまいますので、必ず手袋着用してくださいね。

 

空室内のニオイを消す。

まず、空室の臭いといえば、下水の匂いがほとんどだと思います。

水回りの排水口にはお水を貯めるトラップという設備がありますが、そのトラップのお水が自然に蒸発してしまいます。

すると、下水の匂いが直接部屋の中に上がってくるので、長期空室ではにおいが出てしまいます。

対策としては、定期的に、水道のお水を流して、トラップにお水を貯めてあげるのが一番です。

次にできるのが、蒸発防止剤をトラップに入れてあげることです。

トラップのお水の表面に薄い膜をつくり、お水が蒸発しないようにします。

ただ、この蒸発防止剤はとても高く、1Lのもので数千円します。

次にできるのが、ありとあらゆる排水口をラップでふさいでしまうという方法です。

ラップだけでできますので、とてもコストパフォーマンスがいいかんじです。

 

お風呂のコーキング張り替え

お風呂の四隅の角にコーキングといってつなぎ目をふさぐシリコンのシーリングが施工してあるお風呂では、

コーキングにカビが生えて、カビキラーでも白くならないことがあります。

普通のお宅では諦めてしまうのですが、じつは結構簡単に、はがして、やり直すことができます。

カッターを添わせて、コーキングを削りとります。二回刃を入れるとピーっとはがれてくれます。

はがしたら、マスキングテープで2ミリほどのコーキングの道を作ります。

コーキングを流し込んで最後に指かへらで余計なコーキングを除去します。

乾く前にマスキングテープをはがしたら完成です。

意外と簡単なのでやってみてください。

 

ガラスの清掃

今年は台風が猛威を振るいました、ガラスも塩害でべとべとになっています。

せっかく清掃が入った後のお部屋も、ガラスがべとべとです。

そんなときは、マイクロファイバークロスを3枚用意してください。

一枚は、お水でべちゃべちゃに

一枚は、固く絞って

一枚は、からぶき用で

 

まずべちゃべちゃの雑巾で、すべての窓をきれいにします。

次に、固く絞った雑巾で水けと汚れを取ります。

最後に、からぶきの雑巾でふきムラをとります。

これで窓もピカピカ。

 

まだ間に合う空室対策(屋外)

屋外の美観も内見者はチェックしています。特に、通路の汚れと、敷地内の雑草ですね。

詳しく見ていきましょう。

 

敷地の美観対策

敷地内をきれいに保つうえで大事なのは、大家さんはしっかり見ているよ、厳しいよ。と入居者に解ってもらうことです。

段ボールやゴミ袋が通路に置いてあるようであれば、美観が損なわれたり放火の原因になるので、ごみは通路でなくベランダ側に仮置きしてください。と注意を促しましょう。

直接言うことができないのであれば、パソコンで打った注意分をあらかじめ作っておくといいでしょう。

あまり攻撃的になりすぎないように文面に注意しましょう。

 

庭木の剪定

庭木の剪定ですが、あまりたくさん木が生えているようであれば、最小限に伐採することをおすすめします。

入居者の多くは、物件に木が生えていようが、木がなかろうが、あまり気にしてはいません。

むしろ、管理できていないのであれば、すべて切ってしまってサッパリしていたほうが、好感が持てます。

あと、大家さんの趣味で植木がたくさんゴチャゴチャしているのは、あまり印象がよくありません。

 

除草

雑草は土があれば、必ず生えてきます。除草を業者に依頼すれば毎年数万円かかってきますので、できれば早いうちに敷地内のモルタル舗装か真砂土舗装をお勧めいたします。

真砂土舗装であれば、砂を撒いて水をかけるだけなので、誰でもできます。ホームセンターで1袋1500円程度ですので、20袋使用したとしても3万円ですね。

だいたい5年くらいは持つと思います。10年以上もっている物件もあります。これは条件によって変わってきます。

除草剤

月に1回物件に行くことができれば、除草剤を散布するのがコストパフォーマンス的にもかなりお勧めです。

蓄圧式噴霧器が3000円程度、除草剤が500mlで250円~500円程度です。

畑で使えるものと、畑で使えないものがありますが、敷地内でまくものであれば、どちらでもいいです。畑で使えない非農耕地用は安いです。

農耕地用はラウンドアップ・サンフーロンなどがあります。

 

落ち葉はき

近所に大きな木や竹林があると、落ち葉がたまります。夏期はダンゴムシ・ムカデ・ヤスデなどが繁殖しクレームの原因になりますので、

できるだけ除去しておきましょう。

 

通路のカビ洗浄

ほとんどの賃貸物件が、ベランダが南側、通路が北側に設計されています。

なので、通路の床はとてもカビが生えやすいです。

通路のカビを予防する方法として、薄めたハイターを噴霧器で撒くというのが効果的です。

あまり濃いものは、鉄部を錆びさせる原因になりますので、お勧めできません。

また、入居者の植木などがあれば、すぐに枯れてしまうので注意が必要です。

3Lの噴霧器であれば、ハイターのキャップ1杯ていどで十分です。

あとは、しっとり湿る程度まいてあげましょう。

 

壊れている場所の補修

破損個所があれば、補修してやりましょう。

とくに通路側の破損個所は入居者からみえるところなので、しっかり対処しましょう。

壊れやすいのは以下の場所です。

駐車場周辺のブロック塀

駐車場内の雨水のマスのフタ

雨どい

側溝のふた(コンクリート)

フェンス

分電盤の樹脂製のボックス

金属製や樹脂製の消火器ボックス

 

管理できない場合は業者に依頼してみる

さすがに、毎月物件まで足を運べないよという場合は、数千円で代行してくれる業者があります。

利用してみるのもいいと思います。

 

横浜でアパートを掃除してくれるおすすめの業者

 

 

この記事を書いた人

やっすー
某清掃協会認定講師で不動産管理のプロ
好きなタレントは、ムロツヨシと石原さとみ
妻と長男と次男との4人暮らし
困っている人は、ほおっておけない性格、パッション(情熱)の人。
好きな食べ物は、餃子・生姜焼き・唐揚げ・ステーキ