夫と私は同い年です。

夫の方が二週間誕生日が早いというだけで、結婚する前には私もバリバリ働いていたし、結婚して専業主婦になったのは、夫の転勤、年子の妊娠出産、また転勤して新しい土地に移り住みながらの育児、という日々が続いたからだったのです。

夢中になって小さな子供たちを育てているときには気付かなかった、というか気付けなかったのは、30代から40代後半にかけての夫の変化でした。違う分野で仕事をしていたこともありますが、出会った頃にはリスペクト出来る部分が沢山あって、それが恋愛にも繋がっていった部分が多々ありました。

旦那が年々子供化していく

しかし、あるころから私が専業主婦であることを揶揄するような物言いをするようになったのです。

知恵を絞って節約に励み、我が家の財政は夫の収入の割には潤っていたはずですが、彼が欲しいという車やバイク、自転車などは、例えば子供の受験があれば「今はちょっとそれは無理だと思う」というようなものばかりで、無邪気に「欲しい」というのは簡単だけれど、実現するのはちょっと難しいようなものだったのです。

それを言うと「なんでお前は働いていないんだ?」と言い始めました。

私が扶養の範囲ギリギリでも働いていれば、自分が稼いだ分がもっと自由になるのに、ということを言いたいのだと思いますが。

ちょっと待て。

私が今仕事をしていないのは、転勤で誰も知らない、頼れない土地に来てそれほど時間もたっていなくて、子供たちの学校生活を安泰に回していくために自分の時間を削って送迎や毎日の生活管理をしているからであって、それをほっぽってパートに出ることにそれほどの意義と価値があるのか?ということを何度も問いましたが、夫はそれを「働きたくない言い訳」と斜めに見ることをし始めており、だんだん会話が通じなくなっていったのです。

結婚したころに同じ職種の大先輩の奥様方が『彼らは年齢が上がってくると、周囲が部下ばっかりになってくるから、自分の思うとおりに物事が運ばないと機嫌が悪くなってくるから気をつけなさい』と教えてくださっていたのですが。

これかー…このことか?!となんとなく見通しが立ったような気がしながらも、成長していく子供たちと反対に、どんどん理屈が通用せず感情をむき出しにするようになる夫が悩みの種になっていったのです。

旦那のお金の使い方が・・・

そのポイントになるのがお金でした。

年子の男の子が二人いれば、中学、高校、大学とそのステップが上がっていくたびにお金がかかります。

幸い、がっちり蓄えていた分と、今も質素倹約に励みつつ、私も子供たちの生活がやっと落ち着いて回り始めた高校生の頃から働き始めたことで、カツカツとまではいかずに済んでいますが。

そんなさなかにも夫は自分の50歳の誕生日に何の相談もなく信じられないほど高価な自転車を買ってきました。

…どこから捻出したのか良く解りませんが、家族がだんだん相手にしなくなってきている分だけ、趣味に没頭する時間が増えてきて、それに費やすお金も増大、学費は心配ないものの、生活費はいろいろと見直していかなければならない状態になっています。

我が家の大黒柱であり、稼ぎ頭である自分に自負があるのは解りますが、その分、私と息子たちに対する言葉や態度がだんだんぞんざいになり、息子にも「なんか、反抗期の中学二年生位に見えるんだけど…」と愚痴られてしまうような父の姿は、あまり見せたいものではありません。

仕事は大変だと思います。

しかし、その話は周囲から入ってくるだけで、本人はただため込んで一人で殻に閉じこもって家族から一人で孤立している、まさに反抗期の中二病そのもののように思えてなりません。

ただ、人は変えられないんですよね。

彼らがなにかよほどの衝撃をうけるか、誰かの影響をうけて、自発的に変わるのでなければ、もしかしてずっとこのまま…?

そんなことを考えると、正直恐いです。

しかし、私にとって幸せなのは子供たちがその父を見て反面教師にしつつ、そんな状態でも父親を大切にしてくれていること。

挨拶もし、声もかけ、まるで親子が逆転してるじゃないか、と思うのですが、おかげでまだ『家族』としての体をなしていられるのです。

今、私と息子たちはそれぞれの仕事や学業、そしてバイトにも精を出し、今よりも少し先に備えて生きることを頑張っています。

しかし、本当に年を取った時、夫は、周囲からどう扱われるのかな、と思うととても怖いです。

人を大切に扱わない人は、人に大切にしてもらえない、という簡単なことに、どうして気づかないんだろう。

若い時には、こんな人じゃなかったんだけどなぁ、とも思うのですが、息子たち二人を授かったことにだけは感謝しているのです。

旦那が定年退職をしたときが怖い

そして夫は、来年の春、定年退職を迎えます。

私は、現在非常勤の仕事、在宅の仕事などを複数掛け持ちをしています。

毎日仕事があるわけではなく、週に1~2回程度、外の仕事をして、あとの日は家で仕事をしているといった状態です。

もちろん、ずっと家で仕事をしているわけでもなく、家事を一通りしながら、隙間の時間に仕事をしているという状態です。

今の夫の家事参加、家庭での様子に関しては、かなり不満を持っています。

夫は、煮物を作る以外のたいていの家事をこなすことはできます。

ですが、今は家事に関しては、自分がしない部分も多くなっています。

たとえば、食器の片付けひとつ、洗濯物ひとつとっても、しないわけです。

しないだけなら、まだいいですが、やる人のことを考えた行動をとらないから気に入りません。

旦那の家事に対する態度が気に入らない

食器は、水につかる状態ではなく、流しに置いておくだけ、洗濯物は、自分の脱いだものは、袖がまるまっていようとも、また、裏返しであろうとも、おかまいなし、で、洗濯機の中に入れる、といった様子です。

以前は、食器は自分が食べたものは自分で洗わないといけませんでしたし、洗濯物を干すのは夫の役割でしたから、こういったことはしなかったわけです。

定年退職で、収入は、というと、夫の年金収入と、私の100万円程度の収入ということになり、夫の年金収入の方が多い状態であることには変わりません。

また、夫は、もう働く気はない、といっていますから、基本的には、ずっと家にいる生活で、しかも、特別な職業のない生活になると思われます。

夫の考えでは、きっと自分が長らく働いてきたから、その年金収入があるから、という理由で、きっと家事は収入の割合からいって、私の役割、くらいに思った行動をするのではないかということを今、危惧しています。

夫の年金の一部は、ある意味私のものでもあるわけで、そのことで、自分の方が収入が多い、だから、家事は私の役割だくらいな態度をとられたら、もう爆発しそうです。

旦那が家にいることがストレス

ただでさえ、夫が家にいるようになったら、家の中は汚れるでしょうから、掃除の回数も増やさないといけないですし、お昼ご飯のことだって、毎日考えないといけませんし、私の家事負担は、絶対に増えると思います。

加えて、私には私なりのペースで、仕事をしてきましたし、家事だって私のペースでこなしてきているわけですが、それがそうもいかなくなる、という事も考えられます。

たとえば、今、掃除をしたいのに、デンと、リビングに座ってテレビを見られたら、そういったこともできなくなるわけです。

そのようなことを考えていると、私の方が、来年春にはうつになりそうなくらい、憂鬱気分マックスになりそうです。

さりげなく、夫に、毎日でなくてもいいから、働かないか、ということを言ってみますけれど、無視の状態です。

私としては、週に3日程度、午前中だけ、とかでもよいから、稼いだお金、すべて、自分の小遣いにしてもらってもいいから、とにかく、家にいないようにしてもらいたい、という考えでいます。

なんとかならないか、と日々考え、作戦を練っているのですが、なかなかうまい策略が思いつかず、です。

主婦に悩みはつきものですよね。

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この記事を書いた人

きつねうどん
・50代の主婦です。
・最近の悩みは旦那へのストレスで対処法に困っている
・二人の子供がいる
・趣味は料理
・好きな食べ物はチョコレート