吃音の克服ってごく限られた人にしかできないイメージをもっていませんか?
でも、実際に吃音を克服した人の体験談を聞くことで「自分にもできるかもしれない!」と克服することが身近に感じられる人も多いんですよ。
私自身の吃音克服の体験談をお伝えしていきますので、どもりが治った方法をチェックしてみてくださいね。
Contents
吃音克服の体験談①克服した人が考える「吃音を克服できない人の特徴」をチェック!
吃音克服の体験談として、私の体験談をお話ししていきます。
現在は吃音を克服することができ、話すことにわずらわしさを感じることもなくなりました。
言葉が出てこない、どもることを気にせずに、自分の意見を自信を持って伝えることができます。
また、これまで苦手だった電話やプレゼンも、吃音に悩まされていた時では考えられないくらいに、積極的に話すことができるようになりました。
そうなると、仕事が思い通りに進むことで達成感も大きく、充実した生活を楽しむことができるようになったんですね。
でも実は、私自身すんなりと吃音を克服できたわけではないんです。
それこそ、長年、吃音の症状に悩まされてきましたし、むしろ吃音の症状は悪化する一方でした。
そんな私の体験談から、吃音を克服した人として過去の自分を振り返り、吃音を克服できない人の特徴をチェックしていきたいと思います。
私の体験談からすれば、吃音を克服できない人の特徴は大きく分けて5つあります。
- 言えない言葉は積極的に言い換えをする
- 失敗しないために努力する
- 吃音のせいで自分はダメなんだと考える
- 吃音が出る自分が許せない
- 吃音を克服できないのは努力が足りないと考えている
吃音が克服できない人には、このような特徴があります。
ついつい、そんな風に思ってしまう…というものが多いのではないでしょうか。
これらの特徴は、吃音の人にとってとても耳が痛いところですよね。
実は、私自身もこの「吃音が克服できない人の特徴」に見事に当てはまっていたんですね。
正直に言えば、吃音であることを言い訳にしていたし、ふてくされていました。
「だって、吃音だから…。」
「どうせ自分なんて…。」
そんな風に、自分で自分をあきらめていたと思います。
でも、こういった考え方をしている人は、吃音にとても気に入られてしまうんですよね。
イメージですが、こんな考え方をしているうちは吃音があなたを離してくれません。
確かに、うまく話せないことやどもりが出ることに対して、自分の中でそれっぽい言い訳ができれば楽ですよね。
でも、思考は習慣化するものです。
なんとなく、吃音のせいにしているうちは、絶対に吃音を克服することなんてできません。
私自身の体験談で言えば、まずは「吃音を克服できない人の特徴」である考え方を変えるところから克服し始めました。
具体的には、このように考えることから始めたのです。
- 言えない言葉から逃げるのではなく、言いやすい話し方を練習する
- 失敗してもいいんだ、という気持ちで前向きに話すようにする
- 吃音を言い訳にしない
- 吃音が出る自分も、自分なんだと認める
- 気持ちの問題だけでなく、吃音を克服するための方法を客観的に考える
はっきり言ってしまえば、これらの考え方を身につけるのは簡単ではありません。
というのも、どうしても人間はラクな方に流されやすいから。
これまで吃音を克服できない考え方をしてきたのは、その方がラクだからです。
がんばって、吃音を克服できない考え方をしてきたわけではありませんよね。
でも、吃音で落ち込むことがあれば、この考え方を何度も見直しました。
そうすることで、吃音で落ち込んでいる自分が、今どんな考え方をしてしまっていたか。
どんな考え方に切り替えれば、吃音でそれ以上落ち込まずに済むのか、ということを考えるようにしました。
それによって、自分がどうしたら吃音を克服できるか、道しるべを立てて見失わないようにしていくこと。
私自身の吃音克服の体験談からすれば、これがとても大切なように思います。
実際に、長年吃音を克服できずに悩んでいた自分を、吃音を克服した人の視点で振り返るとこのような結果になりました。
吃音で苦しみ、悩んでいる人が陥りやすい考え方だと思うので、ぜひ意識して抜け出していきましょう。
次に、私の吃音克服の体験談から、どもりの克服方法をお伝えしていきますのでチェックしてくださいね。
吃音克服の体験談②克服した人のどもり克服方法をチェックしてみよう
吃音克服の体験談から、私が実践してきたどもりの克服方法をチェックしていきましょう。
当たり前かもしれませんが、吃音の人にとって、どもりが出るのは原因があります。
簡単に言ってしまうと、どもりの克服方法とは「どもりが出る原因をいかに取り除くか」なんですよね。
とてもシンプルな話かもしれません。
実際に、吃音の人にとってどもりが出る原因は以下のような理由からです。
- 自分の話し方に自信がない
- どもりが出るイメージばかりもってしまう
- 安定した話し方ができない
- どもりが出ることから、話すことへのストレスが大きい
吃音で悩んでいる人は、このようなどもりが出る原因を抱えています。
吃音の人でどもりが出る場合、「どもらないように、どもらないように」とそればかり考えて話してしまうことが多いですよね。
あなたも、今にも切れそうな吊り橋を渡るように話をしていないでしょうか?
しかし、「どもらないように」と注意深く話したところで、どもりを克服できるわけではありません。
それは、どもりは先ほどお伝えしたような複数の原因が組み合わさって出てくるものだからなんですね。
つまり、「どもらないように」と意識して話すことは全くもって無意味だということ。
むしろ、どもることに注意がいってしまい、どもりが出る原因にすらなってしまうのです。
そうではなく、どもりが出る原因を小さくしていくイメージを持つことが大事。
具体的には、こちらのように考えてみると良いでしょう。
- どもりにくい話し方のコツを意識して話す(それにより、自分の話し方に少しずつ自信を取り戻す。どもるイメージを持たないようになる)
- 自分の話し方のクセを直し、より安定した話し方ができるよう練習する(特に、呼吸の仕方や声の出し方など)
- どもりが出ても、あせらないよう段階を踏んで克服していく
これが、私自身の吃音克服の体験談から考える、どもりの克服方法です。
吃音によるどもりというのは、時期などによって波があるもの。
しかし、これらの方法を意識して話すことで、確実にどもりが出ることが少なくなってくるんですね。
吃音の克服にとって、このような成功体験はとても重要です。
ちょっとしたことでも「どもらず言えた!」と思えることが増えれば、単純に自分に対して自信をもつことができますよね。
この経験を積み重ねていくことで、たとえ調子が悪くて、どもりが出てしまったとしても「次は大丈夫だろう」と思えるようになってきます。
こういった気持ちがちょっとでも芽生え始めるとしめたもの。
吃音克服への一歩を踏み出している、といっても良いでしょう。
吃音で悩む人にとって、どもらず話すことができた経験というのは間違いなく宝物になります。
この経験こそが、どもり克服につながりますので、今回の方法をチェックしてくださいね。
吃音克服の体験談とどもりの克服方法まとめ
吃音克服の体験談から、吃音を克服した人の目線で「吃音を克服できない人の特徴」と実践してきたどもりの克服方法をお伝えしてきました。
ただ、もっと具体的に知りたい!といった部分もあるかもしれませんね。
吃音はどうしても個人差があるものです。
もし、自分の吃音の症状に合わせて、さらに具体的に克服方法を知りたい場合は、こちらも参考にしてみてくださいね。
吃音の克服を始めるにはこちら