通常パスタを乾麺から茹でようと思うと6分〜10分ほどかかってしまいますよね。

そんな時、時短できる方法がいくつかあります。

1.乾麺を水につけておく方法
→水に漬けたものを冷凍しておけば冷凍庫から取り出して
わずか1分で茹であげる事が出来ます

2.ソースと水と半分に折った乾麺を一緒に茹でる方法
→フライパンに全部入れてしまう方法。しかし乾麺から溶け出す小麦も
ソースと一緒に混ぜる事になるので冷めるとソースが通常より固くなるという難点が…

3.早茹で商品を使う方法
→実は売ってます。パスタ、ペンネ、何でも3分。

他にもあるようですが、今回は、乾麺を水につけておく方法、

すなわち「水漬けパスタ」を詳しく紹介しますね!

パスタの茹で時間を短縮したい!水漬けパスタを紹介

まずは100円ショップにもあるようなパスタ用の入れ物を用意し、水とパスタを入れます。

パスタ100gに対し水400mlほどが目安です。そしてそのまま少なくとも2時間は置きましょう。

2時間後パスタを持ち上げてみてふにゃんと柔らかくなっていれば大丈夫です。

次に水漬けパスタをボールに移し、オリーブオイルなどの油を入れて混ぜます。

これは普通に茹でた時と同様に、パスタ同士がくっつかないようにする為です。

そしてもう1つ、冷凍による乾燥と酸化を防ぐ役割も担っています。

この油とパスタを和える作業をしないで置いておくとパスタ同士がくっつき、

更にカピカピになるという悲惨な事態になってしまいますので、

水から出したら必ずやっておきましょう。

最後に1人分ほどを冷凍用カップに入れ、パスタを軽く押し詰めて

表面にラップをぴったりとしておきます。

そして冷凍後取り出せば即席カップ麺風に固まった麺が出来ますよ。

カップがない場合はそのままラップで包めば良いと思います。これで完成です。

水漬けパスタはどう使うの?茹でるの?

この水漬けパスタですが、使う際にはどう使うのでしょうか?

色々方法はあるようですが、

・冷凍庫から出したものを1分ほど茹でる

・冷凍庫から出してそのままソースを入れたフライパンに入れて温めながら和える

というように使います。

どちらの使い方でも、茹で時間は大幅に短縮されますね。

”茹で時間短縮法”(水漬けパスタ)でも味は変わらないの?

さて、便利な水漬けパスタですが、普通に茹でた場合と味に差はないのでしょうか?

水漬けパスタについてよく言われる感想として「モチモチとして生麺っぽい」というのがあります。

これは食べてみた方の中で1番多い感想で、水に漬けることでモチモチとした食感になるようです。

その一方で「コシがなくなって美味しくない」「不味い」などの声もあります。

確かに、いってみればパスタを水でふやかしたような感じにするわけですから、

普通に茹でるより若干味が落ちることは仕方がないのかもしれません。

ただ、時間のある時に仕込んでおけば、手早く食べられるというのはちょっと魅力。

何かコツを掴めば、少し美味しさがUPするのではと思い、色々と調べてみました。

水漬けパスタの作り方のコツは?

水漬けパスタを作る時、こう作れば比較的美味しくなるのではないか?

というポイントや注意点をご紹介していきたいと思います。

水から取り出したパスタをソースなしでそのまま炒めない

先ほどソースと一緒にフライパンで温め直すようにすれば、そのまま使えると

お伝えしましたが、この、「ソースと一緒に」というところを必ず押さえて欲しいです。

というのも例えばペペロンチーノなど、ニンニクオイルを作ってそのまま麺を炒めからめる、

というような使い方をするとします。

そうすると水分があまりないため、ちょっと硬く仕上がり、味が落ちやすいようです。

なので茹でずにそのまま使う際には、例えばトマトソースなど、

水分のあるソースと一緒にフライパンで温め直すようにしましょう。

そうすれば、適度にソースを吸ってくれて、しっとり美味しくなります。

茹でる時に塩を少々入れる

フライパンでソースと和える方式ではなく、普通に1分ほど茹でる場合には、

乾麺と同じく、麺に程よい塩分が欲しいので塩を入たほうが美味しく仕上がります。

多めの水で茹でる

今回紹介する方法では、麺を一旦冷凍します。

そして冷凍したものを食べる時にお湯で茹でる時に、お湯の量が少ないと、

麺を入れた時に温度が下がってしまいます。

そうすると茹で時間が少し長くなってしまいます。

もともと水漬けパスタはややコシが弱いので、できるだけ短時間でサッと茹でたいところ。

なので、湯の温度が下がりにくいように、お湯はたっぷり沸かしてくださいね。

どんなタイプのパスタでもできるの?

ここまで、パスタは「スパゲッティー」という前提でお話を進めてきましたが、

マカロニやペンネはどうなんでしょう?

形は違えど同じパスタ仲間ですから、

スパゲッティーで出来るのであればマカロニやペンネも出来るはず、と思いませんか?

マカロニやペンネでも出来れば調理のラクさもぐんとアップします。

「疲れてる時にマカロニ茹でてサラダなんて作りたくない!ペンネ食べたいって言われたけど私はレトルトで良い…(※忙しい女性の心の声)」

さて、どうなのでしょうか。

調べた結果、マカロニやペンネでも可能です!

パスタと同じように器に入れて、水に漬けます。

漬け時間は2〜3時間くらい。手で触った時にぷにぷにしていれば出来上がり。

マカロニですとサラダにする事も多いかと思います。

茹でた後は冷水で締めるとぷりぷりとした食感のマカロニになるそうです。

ちなみにマカロニ系のパスタの場合、どうしてもスパゲッティーより漬け込み時間が長くなりがち。

できれば、例えば買い物前などに漬け込み状態にしておいて、

帰ってきたら出来上がってる、みたいな感じにしたいですよね。

でも、漬け込みすぎて失敗するのももったいないし…。

大丈夫です。どうやら水に漬ける時間は長くなる分にはそれほど問題にはならないようです。

どちらかというと短い方が火を通すのに時間がかかって失敗するかも…との事ですよ

簡単お手軽パスタレシピを紹介

水漬けパスタもサッと湯がけば普通のパスタと同じ。

簡単にベーコンとほうれん草と炒めて塩胡椒するだけでも美味しいと思いますし、

トマトソースも美味しいと思います。

色々ありますよね。

その中で今日はカルボナーラを紹介したいと思います。理由は私が好きだからです。(すみません笑)

簡単カルボナーラ

<材料(2人分)>

パスタ(1.7mm)160g

パスタの茹で汁少々

ベーコン50g

玉ねぎ半分

オリーブオイル大さじ3

白ワイン大さじ1

A

卵黄2個

生クリーム(動物性)90〜100ml

粉チーズ 大3〜4(好みで)

ブラックペッパー 適量

塩 適量

<作り方>

1.
オリーブオイルを入れ、ベーコンを炒めます。

次に玉ねぎも炒め、焼けたら具だけ取り出します。

2.
ベーコンと玉ねぎを取り出したフライパンに白ワインを入れ、アルコールを飛ばします。

3.
そこに茹で汁を入れよく混ぜます。

4.
Aを混ぜ、ベーコンと玉ねぎをAに入れます。

5.
3に別鍋で1分ほど軽く茹でた水漬けパスタを入れ、軽く和えます。

※火が入っている時にソースを入れると固まってしまうので、
ソースを入れる時は火は消して、余熱でパスタとソースを和えます。
ですのでフライパンにある程度の熱が必要です。

6.
火を消しAを加え混ぜる。皿に盛る。

お好みでさらに粉チーズとブラックペッパーをかけてどうぞ。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回の記事をまとめますと、

・パスタの茹で方の時間短縮方法には、水漬け法という方法がある。

・やり方は、乾麺の状態で2時間ほど水につけておき、取り出してオリーブ油で和えた状態で冷凍しておく

・使う時には冷凍庫から出したものを鍋で湯がけば、1分くらいで茹であがる。

・湯がかなくても、フライパンでソースと和えながら温めても使える

忙しい毎日なら、とりあえずパパッとすませたい!ということも多いかと思います。

たまに仕込んでおいて、ピンチの時には使っちゃおうっていう使い方もいいかもしれませんね。

今回の記事の他にも、コックさんがこっそりノウハウを教えてくれるサイトがあります↓
キャベツとサラダチキンで”アレンジコールスロー”。パスタと一緒にいかがですか?”

~アイキャチ引用元:photoAC~

この記事を書いた人

いぶっけい
元コックの給食調理人。共働きで家でもよく料理を作ってます。簡単で美味しい料理を心がけています♪